オフシュア開発で学んだ。日本人に知って欲しい、働く上での3つの習慣。
突然ですが弊社でもオフシュア開発の波がやってきました。
1.日本語の曖昧さ、省略文化、はプロジェクトにとって罪。伝え方の工夫をこらそう。
【今まで】
〇〇をやってください。(日本人同士の省略された伝え方になっている)
【改善】
①<add/modify/fix>をお願いしたいです。
②<task>について<date>までに<do>をしてほしい。
③残業は<yes/no>です。緊急度は<high/low>です。
③は作業者がワークバランスの判断をしやすいようにする心がけになります。
日本語(日本人)について
このような感じで、日本語には主語を省略したり、重要な言葉を省いたりするため、私は不自由な言語に感じています。
一方で英語は主語、述語、修飾語の文章構造がシンプルで自分の伝えたい事を明確に表現することができます。
私の英語スキルはまだまだ稚拙なのですが、英語でドキュメントを作ったり、会話する中で、日本語よりも英語の方がシンプルで明確に説明できる場合が多々ありました。
「説明が上手くなったのか?」と錯覚しましたが、英語の言語構造のおかげです。
曖昧な言い回しが多い日本語では、「結論から先に言って、理由はあとで述べろ」とよく聞きます。英語表現では、標準でその仕様になっているので、相手への伝達齟齬が少ないのだと思います。
2.一つ一つの仕事に対して気持ち(評価)を伝える。
国柄もあると思いますが、私が一緒にやっている海外エンジニア達は、自分達が完了したタスクの結果がどうだったのかヒヤヒヤしており、フィードバックが無いと不安な気持ちで進める事になる。
KPTでこの意見を聞いた時、自分が日本の働き方に染まっていることに、ハッとさせられました。
私たちは山積みのタスクを消化するために、一つ一つのアウトプットに対する評価を省略しがちです。
Aのタスクが終わったら、次はBのタスク、その次はCをやって...
業務的なやり取りばかりになっていました。
彼らは自分の仕事の出来栄えがどうだったか、を常に気にしてます。
一つ一つのタスクに対する評価を心がけましょう。
いい仕事をした場合はその気持ちを素直に伝える。
すごく喜んでくれてるので、こちらも気持ちが良い。
プロジェクトにプラスのサイクルがもたらされます。
3.帰る時間を決めて、早く帰ろう
それができねぇーから困ってるんだろ!って怒られそうですが、やはり自分の時間は大切です。
海外では定時で帰って、夕方以降プライベートを大切にする考え方がスタンダードです。
オフシュアを依頼した会社では、定時の6時になるとギターを弾いたり、ビリヤードをする人がいました。
「帰らないの?」って聞いたところ「同僚と一緒に帰るから、残業が終わるまで待ってるんだ。」って返ってきました。
正直ビックリしました。
10年ぶりぐらいに、放課後の雰囲気を感じた瞬間でした。
やはり海外と日本人では早く帰ろうという共通認識や周囲の理解が違います。
そんな私が思う日本で早く帰るための習慣は、シンプルに帰る時間を決めること。
このタスクをやってから帰ろうではなく,例えば20:00になったら仕事が終わっていなくても帰るという自分ルールを決める 。続きは明日の朝やったほうが断然進みがいいです。
毎日遅くに帰っている人でも、帰宅後充実した時間を過ごせた日が何日かありませんか?その勝ちパターンを自分で意図的に作り出します。
私の場合は「20:00退社」が条件になります。
以下、私のルーティーンを紹介。
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20:00に会社を出れば21:00には家につきます。
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お風呂や食事をすませて大体22:00ぐらい。
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22:00にすぐに布団に入って寝ます。夜更かしの誘惑に負けてはいけません(ここがポイントです)
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22:00に寝れば朝の4:00に起きても6時間睡眠がとれます。
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4:00~7:00の間は自分の時間です。ブログ書いたり、開発したりする時間が十分にあります。一日の中で一番頭が冴えている状態を自分の時間に当てることが可能です。
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7:00から息子が起きるので、家事育児、朝の支度がはじまります。
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9:00に家を出て、10:00に出社です。
このルーティーンができれば、仕事をする前から充実感をえられます。
もし、仕事のタスクが期限に間に合わない場合は4:00から起きて、誰もいないオフィスで仕事をするのもいいでしょう。(私の場合は自宅で対応してしまいますが..)
何事もそうなのですが、自分が上手くいくパターン、条件を見つけることが大切です。
有名な本の紹介になってしまいますが、「スタンフォードの自分を変える教室」は自分の上手くいくパターンの見つけ方について、とても良く考察してあります。
ご参考まで
まとめ
- 依頼する時は、伝え方に工夫する
- 一つ一つのタスクに対して評価する
- 早く帰る
まとめると、当たり前すぎて、なんてことないのですが、やはり海外に行くといかに自分が出来ていなかったのかを実感させられます。